消費税とは、自分が売上げて受け取った消費税額から、自分が仕入れを行って「他人に支払った消費税額」を引いた残りを支払う税金です。
ここでのポイントは、「他人に支払った消費税額」が多ければ多い程、税務署へ納めなければならない消費税が少なくて済むということです。
そして今まで、消費税の申告計算をするとき、「他人に支払った消費税額」については、「相手から領収書をもらって」、帳簿に記録した金額から計算していました。
これからは、「相手から領収書をもらう」のではなく、インボイスをもらわなければならなくなります。
インボイスとは、基本的な見た目はレシートや領収書と同じなのですが、1点大きく異なるところがあります。
それは、税務署(国税庁)へ申請して、消費税の課税事業者として届出番号をもらい、それを記載する必要があります。
これにより、消費税を納税していない人(免税事業者)が発行した領収書は、インボイスになりません。
免税事業者の領収書を受け取っても、消費税を計算するときの「他人に支払った消費税額」にならないわけです。
消費税を計算するときの「他人に支払った消費税額」ならないということは、税務署へ納めなければならない消費税が多くなるということです。
インボイス制度が始まると、消費税の課税事業者として届出番号をもらわなければならなくなる方が増えることになりそうです。
インボイス制度について、特設サイトはこちら。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/invoice_about.htm