年末調整とは、給与所得者の給料から天引した税金を精算することです。
小規模事業者の皆さんには、少し難しいというか、変則的な事務になりますので、手間に感じている方も多いかも知れません。
以前も年末調整指導会について書いたことがありますが、今年も以前同様で、小規模事業者の皆さんが仕上げた年末調整資料を最終チェックするという指導会になっています。
例年、何件かは年末調整によって、税務署からの還付金が発生する事業者の方がいます。
しかも毎年、税務署からの還付金になるケースが存在します。
税務署さんへの還付金請求手続きが少し面倒なために、事業者さんによっては便宜的な処理(還付が不要になるように調整する処理)を行って良いかという質問を頂きますが、便宜的な処理はできません。
しかし、税務署に還付請求すると、新年の源泉徴収簿が必要になりますし、還付金の請求書も書かないといけないので、確かに面倒です。そこで、例えば住宅ローン控除など、事前に税務署還付金が必ず生じるというケースでは、便宜的な計算方法が提示されても良さそうな気はします。
などなど、少し考えながら、今年も無事に指導会を終えることが出来ました。
関係者の皆さん、ありがとうございました。